2024年度

国の施策で幼稚園類似施設は「認可外保育施設等」に分類され、無条件の無償化対象施設ではありません。
就労支援に偏ることなく、真の幼児教育支援としてふさわしい法整備をお祈りください。

夏号 2024年7月18日


収穫 収穫 収穫 観察画 造形 入園式 親子遠足 親子遠足
《巻頭言》
モンテッソーリ教育は子ども主体の教育と言われています。
私たち教師は教具を媒体として、子どもの「やりたい!」という興味関心に応えつつ、できるところは自分で出来るように、手を出し過ぎないよう、要らない声掛けを控えるように努めています。
そして困難なところを乗り越えられるように関わります。
子ども主体と言葉で言うことは容易ですが、訓練と自己コントロールが必要です。
ABさんはお兄さんお姉さんとして、CDさんのお手伝いがしたくて仕方ありません。
懇切丁寧に全部お手伝いしてしまうことも多いので、「○○ちゃんは自分でやりたがっているよ。」と語り、難しいところだけ手伝うように援けます。
相手の立場になって考え、心を遣うことができる人こそ、今の時代に必要だと信じつつ、私自身の心が子どもの本当の願いに寄り添えるように願っています。 「人の子(イエスキリスト)も、仕えるためではなく仕えるために・・・自分のいのちを与えるために来たのです。」マルコ10:45
《チャペル》
愛児園のチャペルの時間は20分ほどですが、愛児園移行したばかりの幼子にとっては大きなチャレンジです。
毎日の積み重ねにより、少しずつ姿勢も保てるようになり、お話を聞く理解力も増します。
チャペルにおいても、子どもたちの成長と変化が見られ、小学校入学以降にも影響を与える力になります。
春夏学期は毎年聖書の初めの創世記の天地創造から旧約聖書の主だった人物の生涯やルツの生涯を通し、神様の計画の素晴らしさを学びました。
7月からはキリストの生涯と天国の価値観を、たとえ話から取り上げています。

みことばとさんび
4月「ノアは、すべて神が命じられたとおりにし、そのように行った。」創世記6:22     「わたしは、あなたに約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない。」創世記28:15   5月「あなたには、わたし以外に、ほかの神があってはならない。」出エジプト20:3 6月「私たちの神、主に仕え、主の御声に聞き従います。」ヨシュア24:24   7月「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばで生きる」マタイ4:4
《諸活動》
楽器指導&季節のうた
今学期のBさんは「チューリップ」「ほたるこい」、Aさんは「かっこう」をピアニカで取り組みました。
愛児園ではタンギング(舌で音を切る)を大切にしています。
Cさんは「あいあい」の曲をスズで楽しみました。
季節の歌は、歌詞とメロディーを楽しみながら歌いました。
4月『もんしろちょうちょのゆうびんやさん』…サトウハチローさんの素敵な歌詞がかわいい歌です。
5月『ことりのように』…大空を飛ぶ小鳥のように、心を広げるような気持ちで歌いました。
6月『にじ』…新沢としひこさんの代表作ですが、子どもたちが大好きな歌を楽しみました。
7月『ハーモニー』…小さな元気、力、勇気、夢を集めると大きなものになり、それは未来へ続く一歩です。
体 操  
今年度のリズム体操は『Good Luck!』歌詞に合った動きを楽しんでいます。
たとえ失敗したとしても、ありのままで進もう!という夢追う人への応援ソングです。
いつも前向きに「頑張ろう!」という気持ちを持って一年間取り組みます。
主運動として4月BCさんは力一杯走る、Aさんはリレーに取り組み盛り上がりました。
5月マット(前転)と手具(ボール,フープ)、6月は跳び箱(A開脚跳び越しBCよじ登りジャンプ)に取り組みました。
7月以降は平均台(AバランスB後歩きCクマ歩き)、鉄棒・吊り輪に取り組んでいます。
造 形
4月 母の日「タイルのコースター」…ヘキサゴンタイルで作りました。ご利用頂いているでしょうか?
5月 観察画C「ヒルザキツキミソウ」…初めての観察画は教会敷地に咲いた初夏を彩る優しい花。 観察画A「花」…教会の花壇に咲いたアイリスや菖蒲、紫蘭を観察して描きました。
6月 粘土製作A「動物」…各々図鑑を見て選び、動物の特徴を捉えて立体的に作りました。 粘土製作B「ザリガニ」…捕獲のご協力を感謝します!立体表現に挑戦しました。 粘土製作C「夏野菜」…ナス・トウモロコシ・キュウリ・トマトの実物を観ながら造りました。 父の日プレゼント「うちわ」…マーブリングに取り組みました。子どもたちの大好きな活動です。 観察画B「ブラックベリー」…毎年楽しみなブラックベリーの収穫。赤と緑で彩色しました。 春夏学期は母の日父の日のプレゼント制作があり日程は追われるのですが、子どもたちはプレゼント作りを喜んでいました。 混色あそびは二回ずつ取り組みましたが、CDさんも楽しみにしている活動です。 透明水彩絵具の美しさと出会う経験を積み重ねます。 美術方面の進路を選んだ卒園OBから、愛児園で使用していた透明水彩絵具を今現在も大切に使っている、と聞かされ驚きました。 本物を使うことの意味を再発見しました。 夏学期の作品展示は夏休み中に準備し、お知らせいたします。

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