2018年度

国の施策で幼稚園類似施設は「認可外保育施設等」に分類され、無条件の無償化対象施設ではありません。
就労支援に偏ることなく、真の幼児教育支援としてふさわしい法整備をお祈りください。

冬号 2019年3月10日


さつまいも植え みんなでさつまいも植え もちつき おいしい 最後まで 造形 造形 卒園梅が咲いた 卒園リトルワールド
《巻頭言》
日差しの暖かさに季節の変化を感じます。園庭や花壇も花々が春色を彩り始めました。
可愛らしいDさん全員が揃った年度末、プレクラスの時とは違った自立に向かう姿に、どんどん成長するたくましさを感じています。
BCさんは心身とも大きくなり、生活の端々に進級の準備が進んでいることを感じさせられています。
Aさんは「あと何日」とカウントダウン。残りわずかとなった園生活を名残惜しく思っているようです。
今週は何日もかけて根気よく貼り重ねて仕上げた紙版画のプリンティングや、卒園記念作品となる土粘土で自分の顔の制作をしました。
やりきった満足感と誇らしげな表情で、大きくなって寸足らずになったスモックが対照的でした。
子どもたちにとっては愛児園での小さな日々の歩みが宝物ではないかと思っています。
卒園を前に「たいせつなたからもの」を園児と歌いながら、与えられた出会いと日々、小さな一コマを大切にしたいと心新たにしています。
神様の愛と暖かな眼差しを覚えながら、小さな課題を繰り返し取り組み、困難を乗り越え、小さな達成感を積み上げて来たこの日々が、大切な人生の基礎になるはずです。
「強くあれ。雄々しくあれ。…あなたの神、主があなたとともにおられるのだから。」ヨシュア1:9
《チャペル》
冬学期は、「使徒の働き」からはイエスさまの証人となる素晴らしさを学びました。
また「幕屋」からはイエスさまのご性質を、インドの女性宣教師「エミーの勇気」からは神様がエミー・カーマイケルの生涯に働いてくださったことを学びました。
Dさんも正座して一生懸命にチャペルを捧げています。
みことばとさんび 
「しかし、聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、さらに地の果てまで、わたしの証人となります。」使徒の働き1:8
「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」ヨハネ3:16
「強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。あなたの行く所どこででも、あなたの神、主があなたとともにいるのだから。」ヨシュア1:9
『行きます!イエスさま』『ヨハネ3:16』『強くあれ雄々しくあれ』
…冬学期チャペルのみことば賛美は、振り付けと手拍子で元気良く歌いました。
《諸活動》
楽器指導&季節のうた
今学期の季節の歌は、季節感と心が温まる歌詞を楽しみながら歌いました。
合奏はベートーベンの第九で知られた「歓喜の歌」に取り組みました。楽器ごとに練習を積み重ねてからました。
Aさんはピアニカと小太鼓、Bさんは大太鼓、タンバリン、トライアングル、Cさんはカスタネットとスズを担当しました。心も楽器も一つに合わせる楽しさは格別です。
1月2月『風も雪も友達さ』…軽快な旋律と冬遊びを歌い上げた歌詞を楽しみながら元気よく歌いました。
2月『ひざし』…春夏秋冬、それぞれの風を投げたら…と、とても素敵な感性の歌詞が心温まりました。
3月『たいせつなたからもの』…与えられた出会いを宝物のように「ありがとう」の心で歌っています。
体 操  
冬学期は縄体操AB「勇気のルンダ」C「巌の上のポニョ」の曲に合わせ、発達段階に合わせた縄の使い方を楽しみました。
縄を使って三角や四角形、法則性ジャンプなどは数学的思考性を使いながら動きます。
バトン体操やフラッグ体操と同じ動きも出てくるので「いっしょ!」と発見し喜んでいました。
繰り返しの要素にプラスして新しさがあるのは、お仕事と一緒です。
Cさんは縄を結ぶことが刺激となり、縦結びや蝶結び、縫いさしの玉止め玉結びに挑戦する園児もいました。
園庭で鉄棒、縄跳びに取り組み「できた~!先生、見てください」という嬉しい瞬間にも体操と生活、お仕事と体操は繋がっていることを改めて感じています。
造 形
年度末の冬学期には、版画や土粘土や紙粘土を使用した粘土製作に取り組みます。
子どもたちには特別な体験のようです。Dさんはお兄さんお姉さんの活動に興味津々、粘土版画は大喜びでした。
観察画…Aさんは「イカ」Bさんは「ヒヤシンス」Cさんは「キャベツ」を描きました。
学年末になると絵画表現も成長を感じます。『観て描く』という姿勢が各々身に着いて来ました。
粘土製作…土粘土を使用しAさん「自分の顔」Cさん「器」Bさんは紙粘土の「花瓶」の製作をしました。土粘土や紙粘土の感触を楽しみながら製作に取り組みました。
版画…子ども達はプリンティング大好きです。年齢別に異なった素材で版を作り、刷る工程を楽しみました。(A:紙版画,B&C:スチレン版画,D:粘土版画)

最上部に

秋号 2018年12月20日


劇後みんな 親子でリース 衣装で賛美 観察画 写生 けやき 集合 終わりまでぴた
《巻頭言》
異常気象が続いた2018年も残り僅かとなりました。
秋学期は愛らしいDさんを迎え、秋の豊かな季節を楽しみながら、あっという間に学期末となってしまいました。
先月から取り組んで来た「クリスマスの杖」のストーリーは素朴なものですが、クリスマス会が終わっても、まだ余韻が残っているようです。
ふとした場面で一人が御使いの台詞を口にすると数人が合わせて唱和したり、クリスマスの賛美を歌いながら楽しむ姿が見られ、心が温まり和みます。
愛児園の毎日のチャペルでは、苦しんでいる方々のことを課題に上げて、祈りを捧げています。
被災地のことだけではなく、沖縄の辺野古のこと、外国の方の受け入れのこと等、人の痛みを具体的に覚えながら、神様のご介入を祈ります。
生活においても、自分の言動が相手にとってどうなのか、その場に相応しいのかどうかを問い、よく考えられるように援けています。
そういう積み重ねを通し、経験の少なさのゆえに戸惑い取り乱すDさんや、恐れや衝動的な選びで自分自身と戦うお友達がいると、他の園児は「がんばって!」とじっと応援する眼差しで見守っています。
クリスマスを前に、心静かに自らを顧み、ご自分を空しくしてしもべとなってくださった方(ピリピ2:6-7)の大きな愛を受けとめながら、小さな応答に進み出る新年を迎えたいと思います。
「愛するものたち。私たちは互いに愛し合いましょう。愛は神から出ているのです。」Ⅰヨハネ4:7
《チャペル》
秋学期は新約聖書からキリストのご生涯とキリストのたとえ話、また旧約聖書からは神様から選ばれたダビデ、神様から与えられた使命のために勇敢に働いたエリヤとエリシャ、困難な異国の地で勇気を失わずに歩んだダニエルやエステルを取り上げ、神様に従うことの祝福を学びました。
まだ幼いDさんも徐々にチャペルに慣れ、一緒になって一生懸命に聞き入る姿が見られました。
みことばとさんび 
「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。」ヨハネ14:6
「ダビデはその行く所、どこででも勝利を収めた。主が彼とともにおられた。」Ⅰサムエル18:14
「御国が来ますように。みこころが天で行なわれるように地でも行なわれますように。」マタイ6:10
「しかし、主を待ち望む者は新しく力を得、鷲のように翼をかって上ることができる。走ってもたゆまず、歩いても疲れない。」イザヤ40:31
「主にあって、その大能の力によって強められなさい。」エペソ6:10
『ヨハネ14:6』『Ⅰサムエル18:14』『マタイ6:10』『イザヤ40:31』『エペソ6:10』
…秋学期は5つの聖句を覚えて歌いました。振り付けや手話、軽快な曲調を楽しみました。
《諸活動》
楽器指導&季節のうた
今学期は、歌詞を楽しみながら、秋の歌を歌いました。
合奏はABさんは「アイネクライネナハトムジーク」に挑戦。導入に時間をかけ、毎日聞いて親しみを持ってから、着手。少人数でも打楽器の面白さを体験しました。
Cさんはカスタネットで「おんまはみんな」を楽しんで取り組みました。
9月『コスモス』…優しい曲調と「もしもし、あなたは誰?」等のかわいい歌詞がコスモスにピッタリ!
『コオロギ』…「チロチロリン」「コロコロリン」の鳴き声が印象的な秋の歌。
10月『マーチングマーチ』…「サッちゃん」で知られる阪田寛夫さんの歌詞は子ども心をくすぐります。
11月『あか・き・ちゃのはっぱ』…紅葉の色の樹木名も登場。盆踊り風のリズムが楽しい雰囲気。
12月『ルカ2:11』『いと高き所に栄光が』『神のひとり子』…劇中の賛美を楽しんで賛美しました。
体 操  
今年の運動会(公開体育)は『終わりもピタッ!』のテーマが園児の意識に定着し、心も体も集中していました。
リズム体操は愛らしく、腕をしっかり伸ばす意識で臨んだバトン体操、二人組や隊形変化のあるフラッグ体操、発達段階に応じた課題に取り組む跳び箱、鉄棒吊り輪、平均台にも一生懸命でした。
普段の園生活の一端を、保護者の方々と共有でき感謝です。
運動会後の体育は、ABさんは鉄棒吊り輪を継続、縄体操に着手、CDさんも縄体操と長縄に取り組みました。
お休みの間も寒い外でも体が温まる縄跳びに親子で親しめたらいいですね。
造 形 秋学期も混色あそび、粘土制作、観察画に取り組み、Dさんは羨ましそうに見ています。
・カード作り…敬老の日プレゼントとしてカード作りをしました。
写真の周囲をCさんは指のスタンプ、Bさんは絵の具二色の混色をして縁取りしました。
Aさんは園庭に咲いていたコスモスの水彩画で絵てがみを作成郵送しました。
・粘土…Aさん「木」Bさん「お弁当」Cさん「果物」…身近な題材も立体的に表現するのは新鮮でした。
・観察画…Cさんは「マツボックリ」Bさんは「サンマ」の観察画、Aさんは「教会」の写生に取り組みました。

最上部に

夏号 2018年7月17日


親子遠足全体 親子遠足タッチ 親子遠足ぺんぎん チャペル 畑さつま芋苗植え 父の日制作 畑ジャガ収穫 園外新地公園
《巻頭言》
夏休み前に梅雨明け、本格的な暑さが到来しました。
先日の西日本豪雨は各地に甚大な被害もたらし、猛暑の中で悲しみと片付けに向かっておられる被災地の方々の痛みを覚えます。園児と共に、慰めと復興を祈り続けたいと思います。
園生活では季節感のある歌を毎月取り組んでいます。月に一曲ほどですが、できるだけ歌詞もメロディーも丁寧に提供しますが、子どもたちは目を輝かせて楽しんでいます。
今月は「ハーモニー」という曲に取り組んでいますが、「小さな元気(力)と元気(力)を集めれば、とびきり大きな元気(力)になるね」という歌詞のところで、数のお仕事に取り組んでいたAさんが大発見をしたように「あっ、足し算と一緒だ!」と声を上げていました。
数字カードと1,10,100,1000の単位のビーズを使って、お友達の小さな数と私の小さな数を一緒にする(風呂敷で合わせる)と大きな数になるという加法の概念を繰り返し体験しているので、『同じ!』と感じたようです。
とても素敵な発見だったなぁと嬉しく思いました。
悲しみや苦しみが大きいところにこそ、小さな元気や力、勇気、夢を合わせることが大切だということを、重ねて感じさせられながら、小さな祈りを捧げています。
長い夏休みの間も熱中症や事故から守られ、色々な体験を通して、ひと回りたくましく育まれる時となるようにお祈りしています。
《チャペル》
新年度開始直後に「手はお膝の上に」という声掛けをきっかけに、Cさんたちのチャペルの姿勢が驚くほど変わりました。
まだ腹筋背筋が育っていないCDさんにとって、姿勢を保つことは難しいのですが、意識があるかどうかで全く変わるという出来事でした。
姿勢が整うと、聞くことに集中でき、お話を聞く楽しさがわかるというプラスの循環となりました。
今学期は旧約聖書から創世記の天地創造、アブラハム、イサク、ヤコブ、ヨセフ、モーセ、ヨシュア、士師、ルツの生涯を通し、偉大な神さまの真実と導きを学びました。
先週から秋学期前半にかけては新約聖書から「キリストのご生涯」を取り上げ、人となられたイエス様のご生涯から神様の愛を学びます。
みことばとさんび 
4月「ノアは、すべて神が命じられたとおりにし、そのように行った。」創世記6:22
「わたしは、あなたと約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない。」創世記28:15
5月「あなたにはわたしの以外に、ほかの神々があってはならない。」出エジプト20:3
6~7月「私たちは私たちの神、主に仕え、主の御声に聞き従います。」ヨシュア24:24
7~8月「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる。」マタイ4:4
《諸活動》
楽器指導&季節のうた
今学期は、Bさんは待望のピアニカを「チューリップ」「ほたるこい」Aさんは「カッコウ」のメロディーに取り組みました。
タンギング(舌で音を切る)を大切にして指導しています。
Cさんは可愛らしい「アイアイ」の曲に合わせてスズ(リズム打ち)楽しみました。
6~7月に季節の歌は、リズムが少々難しいところもあるのですが、歌詞を味わいながら子どもたちが大好きになりました。
4月『もんしろちょうちょうのゆうびんやさん』…ちょうちょに対する優しい視点が癒される春の歌。
5月『ことりのように』…優しい曲調ですが、小鳥に自らを重ね新たな世界に羽ばたきたくなる歌でした。
6月『にじ』…梅雨空にかかる虹のように心が明るくなるような歌で、手話と共に楽しみました。
7月『ハーモニー』…新沢としひこさんの歌詞は、小さな事を大切にして希望の未来へ向かう眼差しが素敵。
体 操  
春夏学期のリズム体操は『ゆめのタネ体操』に取り組んでいます。リズムとテンポが取りやすく、体の動きに集中しやすい曲です。
東北震災の年に取り組んだ体操を再選択、「心の大地にゆめのタネを育てて空に届くような大きな木を育てて星の数ほど花を咲かせたい」という素敵な歌と合わせて、体をしっかり動かします。
主運動としてABさんは4~5月マット(a:坂道前転b:前転)、6-7月鉄棒と吊り輪(a:前回り降り,b:尻上がり)、
Cさんは4月歩く走る等の基本運動、5月マット(横転)、6-7月鉄棒と吊り輪(足掛け回り)に取り組みました。
夏期クラスの「プール」も発達段階に合わせて取り組み、水に親しみます。
造 形
4月 母の日プレゼント「紙粘土のマグネット貝殻貼り」…紙粘土に絵具を混ぜてプレゼント作り
5月 観察画C「ヒルザキツキミソウ」…初めての観察画は教会敷地に咲いた初夏を彩る優しい花。
観察画A「アイリス」…複雑で立体的な花のシルエットを観察して描きました。
粘土製作A「動物」…図鑑を見て選択し、よく見て動物の特徴を捉え立体的に作りました。
父の日プレゼント「うちわ」…工作用うちわに混色で彩色、とても美しいうちわのプレゼント!
6月 父の日プレゼント「ビーズ通し」…キーホルダーにつけた笑顔とビーズ、モンテ園らしい作品
観察画B「ブラックベリー」…毎年楽しみなブラックベリーの収穫。赤と緑で彩色しました。
7月 粘土製作C「夏野菜」…トウモロコシ、ゴーヤ、アスパラを見ながらゴツゴツ感を表現。
にじみ絵…湿らせた和紙に絵具で彩色します。夏期クラスで取り組む予定です。
上記以外に、今学期は二回ずつ透明水彩絵具の混色あそびに取り組みました。
Cさんは個別に提示して絵具や用具扱い方に親しみ、Bさんは準備~片付けまでを自分できるように促し、そしてAさんは憧れの3色となり2色とは違った色合いを楽しみながら取り組んでいます。
近日中に春夏学期の作品展示を開始します。

最上部に
Copyright(c) 2013 Sample Inc. All Rights Reserved. Design by http://f-tpl.com