2023年度

国の施策で幼稚園類似施設は「認可外保育施設等」に分類され、無条件の無償化対象施設ではありません。
就労支援に偏ることなく、真の幼児教育支援としてふさわしい法整備をお祈りください。

秋号 2023年12月21日


クリスマス劇全体 クリスマス劇家畜小屋 観察画 入園式 園外保育 焼き芋外 焼き芋食1 焼き芋食2
《巻頭言》
今年も何時までも暑い秋でしたが、暖かさに慣れた体には例年並みの寒さも堪えます。
秋学期は公開体育、園外保育、秋の遠足、クリスマスと特別な行事や季節の恵みと共に、日毎の歩みが守られました。
振り返ると一人ひとりに、たくましい成長が実った秋でした。
今年の愛児園のクリスマス劇で取り組んだ「靴屋のマルチン」はトルストイ原作の「愛あるところに神あり」の別名の短編だそうです。
目の前に出会う出来事に、神の愛を心において実践したマルチンはイエス様から「わたしにしたのだ」と認めて頂きました。
神様は私たちの日常を問われているように感じています。
小さなことに敏感な幼児と共に、小さな幸せ、小さな親切、小さな和解を大切にして行きたいと改めて教えられています。
子どもたちの会話に耳を傾けていると、友だち同士で挨拶を交わしたり、「ありがとう」「どういたしまして」が自然に言えるようになって来ています。
微笑ましい一コマですが、日常にこそ平和が実現し、世界の平和に繋がりますように。
「最も小さい者たちの一人にしたことは、わたしにしたのです。」マタイ25:40
《チャペル》
秋学期はCさんの聞く力が育ち、集中を保って楽しんでいる様子から成長を感じました。
聖書のお話はキリストのたとえ話とご生涯から始まりました。
旧約聖書から神様と共に歩んだダビデ、厳しい状況の中で遣わされた預言者エリヤとエリシャ、ダニエルを通して、神様を信頼する勇気を学びました。

みことばとさんび
「御国が来ますように。みこころが天で行なわれるように地でも行なわれますように。」マタイ6:10
「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。」ヨハネ14:6
「ダビデはその行く所、どこででも勝利を収めた。主が彼とともにおられた。」Ⅰサムエル18:14
「しかし、主を待ち望む者は新しく力を得、鷲のように翼をかって上ることができる。走ってもたゆまず、歩いても疲れない。」イザヤ40:31
「終わりに言います。主にあって、その大能の力によって強められなさい。」エペソ 6:10
《諸活動》
楽器指導&季節のうた
今学期は、歌詞を楽しみながら、秋の歌を歌いました。
またAB合同で「ガボット」に打楽器の合奏を楽しみました。
Cさんは「おもちゃのチャチャチャ」を3種類の楽器で取り組みました。
9月『わらいんぼコスモス』…コスモスの花が風、郵便屋さん、夕焼けへの語りかけが優しい歌。
10月『きのこ』…キ・キ・キノコという歯切れが良く楽しい歌詞と軽快なメロディーを楽しみました。
11月 『おちばひらひら』…まどみちおさんの歌詞は、美しい描写が色褪せず、温かな眼差しが心に残ります。
12月『これこそ愛』…時間ギリギリでしたが、劇のストーリーと歌詞がピッタリ合っていたのでました。
体 操  
今年の公開体育のテーマは『力 集めて 明日へ』でした。
この時代に必要なメッセージと感じながら、取り組みました。今を生きている子どもたちが、心と身体を精一杯遣って明日に繋がる成長の機会となりました。
子どもたちは、このテーマを喜んでいる様子から、私達が励まされました。
秋学期Cさんは強い手強い足を意識して手具や用具に取り組みました。
Bさんはリボンに続いてフラッグも手具の特性を楽しみながら、二人組の協働運動や隊形変化を楽しみました。
Aさんはパラウェーブ体操を通して、自分の役割を考えながら協力すること、バトンを繋ぐリレーを楽しみました。
冬学期の組体操に備えて基本的な運動を積み重ねています。
12月には全学年縄跳びに取り組んでいます。
手軽にできる運動なので、ぜひ冬休み中にも親子で練習に取り組んで頂きたいです。
造 形
秋学期は観察画には取り組めましたが、粘土制作と混色は時間確保が出来ませんでした。
取り組むなら、子どもたちは喜び、段階に沿った成長が見られると思うので、とても残念でした。
・カード作り…敬老の日に送ったカードは、Cは指スタンプ、Bは混色、Aは花の絵手紙に取り組みました。
・観察画…C「ザクロ」B「サンマ」は本物を前に、Aは猿渡川堤防側から「教会」の写生に取り組みました。

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夏号 2023年7月14日


混色遊び 写生 粘土 玉ねぎ収穫1 収穫2 お仕事玉通し 親子遠足 版画
《巻頭言》
新しい名札を身に着け、新鮮な気持ちでスタートした新年度でしたが、あっという間に春夏学期の終業日を迎えました。
梅雨明けも間近、本格的な夏の到来ですね。夏の暑い間も、守られますように。
新年度は丁寧な挨拶を心掛けていました。モンテッソーリ教育には「挨拶」という提供があります。
相手に前にゆっくり近づき、目を合わせ、足を揃え、両手を膝まで下ろしながら頭を下げておじぎをし、顔を上げてもう一度目を合わせる、という手順になります。
挨拶の仕方と他人との親しい交わり方を知るのが目的です。
挨拶が終わるや否や、すぐに次の行動に移りがちな子どもたちには「心で繋がるよ」と伝えています。
イエス様のように相手を尊重し、心を繋げる挨拶を心掛けていきたいと思います。
「さて、イエスは通りすがりに、生まれたときから目の見えない人をご覧になった。」ヨハネ 9:1
《チャペル》
チャペルでは、とりなしの祈り・主の祈り・賛美に続いて、視覚教材(フランネル)を用いて、集中してお話を聴きます。
日々の積み重ねは大きく、お話を聴く力と理解力、想像力が養われます。
春夏学期は毎年聖書の初めの創世記の天地創造から族長の生涯、モーセ、ヨシュア、士師、ルツの生涯を通し、偉大な神さまの御力と神様の計画の素晴らしさを学びました。
夏期クラスにかけてキリストの生涯を取り上げます。

みことばとさんび
4月「ノアは、すべて神が命じられたとおりにし、そのように行った。」創世記6:22
  「わたしは、あなたに約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない。」創世記28:15
5月「あなたには、わたしの以外に、ほかの神があってはならない。」出エジプト20:3
6月「私たちの神、主に仕え、主の御声に聞き従います。」ヨシュア24:24
7月「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばで生きる」マタイ4:4
《諸活動》
楽器指導&季節のうた
今学期の楽器はBさんは「チューリップ」「ほたるこい」、Aさんは「ワルツ」を二重奏し、ピアニカで取り組みました。
愛児園ではタンギング(舌で音を切る)を大切にしています。
Cさんはスズで「ぶんぶんぶん」とカスタネットで「ことりのうた」を楽しみました。
季節の歌は、歌詞とメロディーを楽しみながら歌いました。
4月『おはながわらった』…擬人化した詩的な表現の歌詞ですが、心があったかくなる優しい歌でした。
5月『てんとうむしのたび』…ユーモラスで楽しい歌『パレード』…元気いっぱいになる楽しい歌。
6月『あめふりくまのこ』…この歌の絵本を見ながらストーリーと歌詞を楽しみました。
7月『なみとかいがら』…まどみちおさんの歌詞は古くなりません。歌いながら、素敵な感性に感動します。
体 操  
今年度のリズム体操は『Good Luck!』歌詞に合った動きを楽しんでいます。
たとえ失敗したとしても、ありのままで進もう!という夢追う人への応援ソングです。
いつも前向きに「頑張ろう!」という気持ちを持って一年間取り組みます。
主運動として4月BCさんは力一杯走る、Aさんはリレーに取り組み盛り上がりました。
5月マット(前転)と手具(ボール,フープ)、6月は跳び箱(A開脚跳び越しBCよじ登りジャンプ)に取り組みました。
7月以降は平均台(AバランスB後歩きCクマ歩き)、鉄棒・吊り輪に取り組んでいます。
造 形
4月 母の日「鏡」…板の部分は濃い目の絵具で塗り、タイルを貼りました。
5月 観察画C「ヒルザキツキミソウ」…初めての観察画は教会敷地に咲いた初夏を彩る優しい花。
観察画A「花」…教会の花壇に咲いたアイリスと紫蘭を観察して描きました。
6月 粘土製作A「動物」…各々図鑑を見て選び、動物の特徴を捉えて立体的に作りました。
粘土製作B「ザリガニ」…本物を観て作成でき感謝!平面でなく立体表現として挑戦。
粘土製作C「夏野菜」…ナス・トウモロコシ・キュウリ・アスパラ・オクラの実物を観ながら作成。
父の日プレゼント「キーホルダー」…「通す」お仕事の延長でしたが、集中していました。
観察画B「ブラックベリー」…毎年楽しみなブラックベリーの収穫。赤と緑で彩色しました。
夏期クラス「にじみ絵」…時間が取れたら、濡らした和紙に絵具をにじませて楽しみます。
春夏学期は母の日父の日のプレゼント制作があるので日程は追われます。
上記以外に二回ずつ混色あそびを取り組みました。
Cさんは、用具の使い方、絵具の混ぜ方(透明水彩絵具は水をたっぷり使用)、片付け方などが身に着くように、個別に関わります。
ABさんは自己活動で取り組みながら、混色の美しさや楽しさを満喫しています。
夏学期の作品展示は夏休み中に準備し、お知らせいたします。

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