2017年度

国の施策で幼稚園類似施設は「認可外保育施設等」に分類され、無条件の無償化対象施設ではありません。
就労支援に偏ることなく、真の幼児教育支援としてふさわしい法整備をお祈りください。

冬号 2018年3月11日


もちつき もちつき もちつき おいしい 絵画いか 造形 観察画 版画 入園式
《巻頭言》
数年ぶりに寒い冬でしたが、先月下旬から一気に春を感じる暖かさに転じました。もう春は間近です。
今年度は少人数からのスタートでしたが、元気で愛らしいDさんを徐々にお迎えして、賑やかな年度末 となりました。
環境から日々吸収して適応と変化をし続けるDさん、BCさんは心身ともに次年度への 準備が進んでいる様子をうかがえます。
園生活が残りわずかとなったAさんは、名残惜しさと新たなステップに胸を膨らませる思いが交錯して いるようです。
卒園ソングの歌詞を、噛みしめながら歌う表情には、ジーンと胸が熱くなります。
卒園 アルバム用の手形を取ったのですが、入園時より一回りも二回りも大きくなっていました。積み重ねて 来た日々が走馬灯のように思い出されます。
園生活では初めてのこと困難なことも、繰り返し取り組む ことにより、乗り越えた経験を数多くしています。
きっと愛児園での日々の経験が今後の基礎となり、 力となるでしょう。新たな旅立ちを心から応援して見送り、新しい年度を迎えたいと思います。
《チャペル》
冬学期は、「使徒の働き」からはイエスさまの証人となる素晴らしさを学びました。またモーセの時代 の礼拝「幕屋」からはイエスさまのご性質を、ハイチの実話に基づいた「ティファム」から神様は人を 変えることができる愛の方であることを学びました。
心の内に神様の愛を豊かに貯えています。
みことば 
「しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダ ヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」使徒の働き1:8
「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりと して滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」ヨハネ3:16
「強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。あなたの神、主が、あなたの 行く所どこにでも、あなたとともにあるからである。」ヨシュア1:9
さんび♪ 
『行きます!イエスさま』『ヨハネ3:16』『強くあれ雄々しくあれ』
…冬学期チャペルのみことば賛美は、振り付けと手拍子で元気良く歌いました。
《諸活動》
楽器指導&季節のうた
今学期の季節の歌は、季節感と心が温まる歌詞を楽しみながら歌いました。 合奏は候補リストから子どもたちが「ミッキーマウスマーチ」を選び、楽器ごとに練習を積み重ねまし た。
Aさんは大太鼓と小太鼓、Bさんはピアニカ、Cさんはタンバリンとスズを担当し、明るい曲調とリズ ムを楽しみました。心も楽器も一つに合わせる楽しさは格別です。
1月『雪のプレゼント』…雪景色が目に浮かぶようなまどみちおさんの歌詞。雪を心待ちにしていまし た。
2月『世界中のこどもたちが』…新沢としひこさんの代表作品、手話も楽しんでいます。
3月『さよならを手のひらにのせて』…新沢としひこさんの素敵な歌詞と曲に合わせ旅立ちを応援!
体 操  
冬学期は縄体操AB「勇気のルンダ」C「巌の上のポニョ」の曲に合わせ、発達段階に合わせた縄の使い方 を楽しみました。
縄を使って三角や四角形、リボンと同様に2人組の動き、法則性ジャンプなどは数学 的思考性を使いながら動きます。
愛児園では体育の時だけでなく、外遊びの時にも縄跳びの練習に励めるように声掛けしています。
お仕 事と同じように繰り返すならば、必ず「できた!」という達成感に至るというプロセスを経験すること が、子どもたちにとっての宝になることを確信しています。
また長縄も発達段階ごとに取り組んで、基本となる左右に移動する両足ジャンプとタイミングを大切に しました。
造 形
年度末の冬学期には、版画や土粘土や紙粘土を使用した粘土製作に取り組みます。子どもたちには特別 な体験のようです。Dさんはお兄さんお姉さんの活動に興味津々、粘土版画は大喜びでした。
観察画…Aさんは「イカ」Bさんは「パイナップル」Cさんは「ブロッコリー」を描きました。
学年末になると絵画表現も成長を感じます。『観て描く』という姿勢が各々身に着いて来ました。
粘土製作…土粘土を使用し、Aさん「自分の顔」Cさん「器」Bさんは紙粘土の「花瓶」の製作をしました。 土粘土や紙粘土の感触を楽しみながら製作に取り組みました。
版画…子どもたちはプリンティング大好きです。年齢別に異なった素材で版を作り、刷る工程を楽しみ ました。Aさん:紙版画、BCさん:スチレン版画、Dさん:粘土版画

最上部に

秋号 2017年12月21日


やきいも 世界地図 50音ならべ 劇 写生 観察画 さかな コスモス
《巻頭言》
数年ぶりに冬らしい初冬となりましたが、子どもたちは元気にいっぱいに園庭に飛び出して行きます。
子どもは風の子、という言葉を聞かなくなりましたが、そんなたくましい子どもに成長することを願います。
秋学期は愛らしいDさんが徐々に加わり、共に実り豊かな季節を楽しみながら、あっという間に学期末を迎えてしまいました。
先日のクリスマスでは「くつやのマルチン」を通して、捧げ仕えることを学びました。
子どもたちが大好きになった賛美「愛をもって互いに」には「イエスさまは私のために素晴らしいことをしてくださった。僕たちも誰かのために何かをできるといいな。」という歌詞がありますが、そのまま自分たちの思いとなっているようです。親御さんのご協力の姿も心に残ったでしょう。
モンテッソーリ教育では「他者への配慮」という見方を大切にしています。椅子を机の中に入れる、スリッパを揃える、教具を元通りに戻す、相手の目を見て挨拶をする…という生活の中で当たり前と思えるようなことを意識して行います。
それはルールやしつけとしてはなく、見えない相手や誰かのために心を遣うことであり、愛と平和を作り出せる人に成長する一歩一歩だと信じています。
「キリストは、神の御姿であられる方なのに、神のあり方を捨てることはできないと考えないで、ご自分を無にして、仕える者の姿をとり、人間と同じようになられたのです。」ピリピ2:6-7
《チャペル》
秋学期は新約聖書からキリストのご生涯とキリストのたとえ話、また旧約聖書からは神様から選ばれたダビデ、神様から与えられた使命のために勇敢に働いたエリヤとエリシャ、困難な異国の地で勇気を失わずに歩んだダニエルを取り上げ、神様に従うことの祝福を学びました。
まだ幼いDさんも共に、聖書のストーリーを楽しみ、一生懸命聞き入る姿が見られました。
みことばとさんび♪ 
「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。」ヨハネ14:6
「ダビデはその行く所、どこででも勝利を収めた。主が彼とともにおられた。」Ⅰサムエル18:14
「御国が来ますように。みこころが天で行なわれるように地でも行なわれますように。」マタイ6:10
「しかし、主を待ち望む者は新しく力を得、鷲のように翼をかって上ることができる。走ってもたゆまず、歩いても疲れない。」イザヤ40:31
「主にあって、その大能の力によって強められなさい。」エペソ6:10
『ヨハネ14:6』『Ⅰサムエル18:14』『マタイ6:10』『イザヤ40:31』『エペソ6:10』
…秋学期は5つの聖句を覚えて歌いました。振り付けや手話、軽快な曲調を楽しみました。
《諸活動》
楽器指導&季節のうた
今学期は、ゾウさんで有名なまどみちおさんの歌を9~11月連続で三曲歌いました。
104歳まで現役で子どもの心を失わなかったまどさん。時代が変わっても古くならない感性とユーモラスで愛が溢れる歌詞を楽しみながら、秋の歌を歌いました。
合奏はABさんが夏休み前から取り組んでいた「びっくりシンフォニー」は、強弱をつける打楽器の面白さを体験、後半はAピアニカB大太鼓、トライアングル、タンバリンCカスタネットで「さんぽ」に取り組みました。
9月『わらいんぼコスモス』…風、郵便屋さん、夕焼けに笑顔のメッセージ。心温まる歌詞の歌です。
10月『きのこ』…ノコノコ、ニョキニョキが楽しく元気が出てくる歌。キノコのお話を聞いて興味大!11月『おちばひらひら』…何気ない風景を歌いながら、心に優しさと彩りを与える歌でした。
12月『愛をもって互いに』『主が今降りてこられた』…クリスマス賛美、劇挿入歌を喜んで賛美しました。
体 操  
今年の運動会(公開体育)は、残念ながら雨天のため20m走は行えませんでしたが、室内で心と体を燃焼させた二時間でした。
笑顔と元気いっぱいのCDさんのリズム体操は愛らしく、腕をしっかり伸ばす意識で臨んだフープ体操、手具の特徴を楽しみながら取り組んだリボン体操、発達段階に応じた課題に取り組む跳び箱、鉄棒吊り輪、平均台にも一生懸命でした。
『できたよ!』のテーマに相応しく、園児の満足げな笑顔が溢れ、普段の園生活の一端を保護者の方々とも共有できた一日となりました。
運動会後の体育は、ABさんはバトン体操とマット(B体を丸めることを意識した前転A飛び込み前転)、CDさんはボール体操に取り組みました。
自分の体を意識して使えるよう援けています。
造 形
秋学期も混色あそびを二回ずつ、粘土制作、観察画に取り組みました。
Dさんも初めての混色あそびに大喜びでした。秋学期の作品は冬休み明けに掲示いたします。
・カード作り…敬老の日プレゼントとしてカード作りをしました。写真の周囲をCさんは指のスタンプ、Bさんは絵の具二色の混色をして縁取りしました。Aさんは園庭に咲いていたコスモスの水彩画で絵てがみを作成郵送しました。
・粘土…Aさんは「木」Bさんは「お弁当」Cさんは「果物」という題材でした。身近な物も立体表現となると、よく考えながら作りました。
・観察画…Cさんは「ザクロ」Bさんは「サンマ」の観察画。Aさんは「教会」の写生に取り組みました。

最上部に

夏号 2017年7月16日


園外 園外 じゃがいも ジャングルジム 登り棒 混色遊び さつま芋苗植え スポイド
《巻頭言》
今年の梅雨は前半が爽やかで空梅雨気味でしたが、後半はまとまった雨と本格的な暑さが到来。ここ数年、毎年のように集中豪雨による大きな被害が続いています。園児と共に、被災地の方々の痛みを覚えつつ、復興を祈り続けたいと思います。
新年度は卒園児を小学校に送り出すと少々淋しく感じたのですが、子どもたち自身は進級の喜びに溢れたスタートでした。家族的な雰囲気が増し、兄弟のように互いのことをよく理解し尊重しています。今学期は園として大切にしてきたことは関係性です。
Cさんは目を合わせて挨拶できるように意識し、ゆっくり援助しました。Bさんは時や場所、相手に合わせた相応しい会話ができるように、Aさんは相手のことを大切にした表現、そして年長児として自ら考えるように促しました。毎日の積み重ねを大切にして来ましたが、小さな変化と成長を喜びながら継続していきたいと思います。
夏の間も熱中症や事故から守られ、色々な体験を通して、ひと回りたくましく育まれる時となるようにお祈りしています。
《チャペル》
愛児園チャペルでは、旧新約聖書の主なストーリーを、一年かけて一巡するように計画しています。
今学期は旧約聖書から創世記の天地創造、アブラハム、イサク、ヤコブ、ヨセフ、モーセ、ヨシュア、士師、ルツの生涯を通し、偉大な神さまの真実と導きを学びました。
夏期クラスから秋学期前半にかけては新約聖書から「キリストのご生涯」を取り上げ、人となられたイエス様のご生涯から神様の愛を学びます。
みことばとさんび 
4月「ノアは、すべて神が命じられたとおりにし、そのように行った。」創世記6:21
「わたしは、あなたと約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない。」創世記28:15
5月「あなたにはわたしのほかに、ほかの神々があってはならない。」出エジプト20:3
6~7月「私たちは私たちの神、主に仕え、主の御声に聞き従います。」ヨシュア24:24
7月後半「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる。」マタイ4:4
《諸活動》
楽器指導&季節のうた
今学期は、Bさんは待望のピアニカを「チューリップ」「ほたるこい」で取り組みました。タンギング(舌で音を切る)を中心に指導しています。
「ぶんぶんぶん」をAさんはピアニカ(難しい指使いに挑戦)、Cさんはスズ(曲に合わせたリズム打ち)に取り組みました。続いてCさんは「小鳥のうた」をカスタネットで打楽器の基礎を体験しています。
秋学期の仕上げる予定で、Aさんは大太鼓と小太鼓で「びっくりシンフォニー」をスタート。
4月『てんとうむしのうた』…素敵な歌詞が心に残り歌の終盤は旅立ちですが「何だか淋しい」という声も!
5月『パレード』…楽しい新沢としひこさんの歌。体も動き出してしまいそうなほどに喜んで歌いました。
6月『あめふりくまのこ』…穏やかなメロディーとストーリーに心がほっこり。絵本も楽しみました。
7月『なみとかいがら』…まどみちおさん(ぞうさんで有名)の歌詞は絵本のような情景が浮かびます。
体 操  
今年度のリズム体操『ここたま体操』です。楽しい曲調と動きが子どもたちをワクワクさせます。「仲良くしたいな」「大事にしたら世界が変わる」という素敵な歌詞も登場するので、一年間大切にしたいと思います。 主運動としてAさんは4~5月マット(前転各種)、6月跳び箱(開脚跳び越し)、7月平均台(二拍子ジャンプor片足ずつ上げて拍手&バランス)、Bさんは4~5月かけっこ、マット(体をダルマのように丸くする前転)、6月跳び箱(両手つき飛び乗りジャンプ降り)、7月平均台(くま歩き&後ろ向き歩き)、Cさんは4月歩く走る等の基本運動、5月マット(横転、頭を入れるポイントの前転)、6月跳び箱(よじ登りジャンプ乗り)7月平均台(前歩き→クマ歩き)に取り組みました。 「プール」も発達段階に合わせて取り組み、水に親しみます。
造 形
4月 母の日プレゼント「タイル貼り」…コルクボードに花形タイルを貼り嬉しそうにプレゼント作り
5月 観察画C「ヒルザキツキミソウ」…初めての観察画は教会敷地の初夏を彩る優しい花が画材。
観察画A「アイリス」…立体的な花のシルエットを観察して描きました。
粘土製作A「動物」…図鑑を見て選択し、よく見て動物の特徴を捉え立体的に作りました。
粘土製作B「ザリガニ」…興味深く観察しながら作りました。それぞれに力作でした!
6月 父の日プレゼント「ビーズ通し」…キーホルダーにつけた笑顔とビーズ、モンテ園らしい作品
観察画B「ブラックベリー」…毎年楽しみなブラックベリーの収穫。赤と緑で彩色しました。
粘土製作C「夏野菜」…トウモロコシ、ゴーヤ、アスパラを見ながらゴツゴツを表現。
7月 にじみ絵…湿らせた和紙に絵具で彩色します。夏期クラスで取り組む予定です。
上記以外に、今学期は二回ずつ透明水彩絵具の混色あそびに取り組みました。
Cさんは個別に提示して絵具や用具扱い方に親しみ、Bさんは準備~片付けまでを自分できるように促し、そしてAさんは憧れの3色となり2色とは違った色合いを楽しみながら取り組んでいます。

最上部に
Copyright(c) 2013 Sample Inc. All Rights Reserved. Design by http://f-tpl.com